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少林寺について
少林寺
少林寺

金龍山 少林寺は、滝山城の城主であった北條氏照が1571年に開基したお寺です。開山した桂厳 和尚は小田原の出身で、母は氏照公の乳母であったと伝えられています。

北條氏に関するものがここには数々残されており、寺のお檀家7割が北條家臣団の末裔で、400年来の関係を築いております。お寺の宝物には氏照公が使用したという鞍と鐙が所蔵されています。

また、現代まで少林寺参道の西側を八幡宿、東條側を八日市宿、横山宿と呼ぶ地名が残っており、後に八王子城の城下に栄えた八王子の町が成立する以前に、ここに現代八王子の町の起源となる城下三宿の賑わいがあったと想像できるのです。

明治19年に火災となり七堂前建築は焼失してしまったが、平成5年に木造入母屋造りの本堂が落成した。

金龍山 少林寺
宗派:曹洞宗(単立)
御本堂:釈迦如来脇立 文殊菩薩普賢菩薩
(開基北條氏照寄進)
住職 大石創元

ご挨拶
大石 創元大石 創元

本年4月8日は、少林寺にとって記念すべき日となりました。まずこの日は、「灌仏会」というお釈迦様のご生誕を祝う日であります。皆様には、花まつりといった方が聞き覚えがあるかも知れません。

お寺では中之島流大正琴をお招きして、第二回目の「花まつりコンサート」を開催しました。大正琴の奏でる綺麗な音色、誰もが聞いたことのある楽曲の選曲、ホールなどとは違い目の前で演奏していただける迫力など、素晴らしい演奏に参加された皆様と共に感動致しました。

そして、コンサートが行われる前には永代供養塔の完成報告と開眼供養を行いました。永代供養塔は、お子様や身寄りなどない方、諸事情により家が絶えてしまう方が入られます。少林寺が続く限り、眠られる故人が寂しくないよう見守りながら供養し続けたいと思うのでした。

お釈迦様のお母様、マヤ夫人はお釈迦様を出産後、まもなくして亡くなられ、夫人の妹さんによってお釈迦様は育てられたそうです。人は産まれてきた瞬間から、限りある命を生きております。親がいるということも当たり前ではなく、とても尊いことです。今の時代、目に見えることばかり大切にしてしまうことが多くありますが、自分1人で生きているものは誰もおりません。産み育ててくれた親の恩、その親もご先祖様がいたからこそであり、私たちは仏壇や墓前にお花や供物をお供えするのです。

手を合わせ、祈るそのお気持ちが大切なのです。目に見えなくとも、ご先祖様や大切な人は私たちの傍らで寄り添い、共にあることを感じていただきたいと思います。

大石 千惠子 大石 千惠子

少林寺に入りまして32年目を迎えました。私は日頃より心がけていることがあります。それは、人と人とのご縁を大切にすること、少林寺に来て良かったと思っていただけることです。先日、お檀家様がお寺にみえて「私が小さい頃にいただいたお菓子がうれしくて、自分の子供を連れて参りました。」と言われました。

そんなに月日が経ったのかと思うのですが、春秋彼岸やお盆にみえるお子さんにお菓子の袋をお供物に渡しておりました。喜び笑顔になるお子さんを見て、私は何ともうれしくて幸せな気持ちになりました。少林寺のお檀家様は気持ちよいほど先祖のお参りを良くなさいますし、お子さんがたくさんみえております。親の後ろ姿を見て子供は育つと申しますが、お墓参りをしている姿を憶えていて大人になった方もきっといらっしゃると信じております。

私は男女のご縁も25歳の時からお手伝いし、もう30年以上となります。最近は男女共に幸せすぎるのか晩婚が多くなり、相手に多くの条件を求める方が増えていることは残念です。悪いところはいくつも見つかりますが、それ以上に良いところをたくさん見つけて欲しいと思います。幸せも不幸せも自分の心が決めることですから、自分の心を明るく前向きに、小さなことでも気づき幸せを感じていただきたいと思います。

滝山城址

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